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やちむん工房・陶真窯へ潜入!工程でわかる“手しごと”の現場!ところで、気に入らない壺を叩き割る職人は本当にいるのか…!?

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はいさい!!沖縄シークヮーサー本舗のしもじです!

本記事ではやちむん工房・陶真窯に潜入し、その制作工程や工房の雰囲気に迫ります!

陶芸や焼き物というと、ヒゲの職人さんが作務衣を着ていて、出来の悪い壺を「気に入らん!」バリーン!的な世界を思い浮かべます…。さて、本当のところは…。

先入観とさまざまな想像を膨らませながら、沖縄シークヮーサー本舗スタッフ陣は現地へ向かいました。
今回は工房スタッフの浜元さんにガイドしていただきました!
本日はよろしくお願いします!

工房は窯が燃えててメッチャ暑いです!

工房スタッフ・はまもとさん

中はメッチャ暑いですよ!特に今日は窯を焚いているので。
なので、ちょいちょい休みながらが良いかなと…。

シークヮーサー本舗スタッフなかざ

さっき、外からゴウゴウ聞こえました!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

本日はよろしくお願いします。
暑さに備えて今日はスポーツドリンクも持ってきてます!

工房スタッフ・はまもとさん

自販機も向こうにあるので、むしろ必ず休憩は取った方が良いです!
職人さんでも倒れちゃうことがあるので!
説明は手短の方がたぶん健康にはいいかも?

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

取材で、そこまで健康の心配をされたことは初めてです…(笑)



ゴウゴウと音を立てる窯。取材は8月、外は34℃でした。

工房の中には冷房がありません!なので、至るところに扇風機や冷風扇が。

特に近年はとんでもない暑さの上に、毎週火曜と木曜は窯の火が燃えていて、さらにとんでもない!
職人さんも自身の体調を見ながら休みながら作業しているそう

職人というと、頑固でルールが厳しく、師匠と弟子のような保守的なイメージもあったので、意外!
工房内では冗談が飛び交っていたり、黙って作業している人もいたりとそれぞれのスタイルがある様子で、意表を突かれました!



ここから、各工程を読者のみなさまにご紹介していきます!

“土作り”から始まるのが陶眞窯

工房スタッフ・はまもとさん

まず、ここは土を作る場所なんですよ




ただの泥に見えるが、これがうつわの原材料

シークヮーサー本舗スタッフ一同

すごーい!!!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

え? 土って工房で作るんですか!?
何かをブレンドする感じで作るんですか?

工房スタッフ・はまもとさん

そうなんです、沖縄県内の中北部の赤土をメインにブレンドしています。土って作る過程で出る削りカスも基本的に再利用するんですよ

シークヮーサー本舗スタッフ一同

へぇ~

工房スタッフ・はまもとさん

他の工房さんだと組合から土を買うこともあるんですけど、陶眞窯はブレンドし直したり削りカスも再利用して作り直します。
製作途中の土でも捨てることは無いです。


土作りの様子
1人は北海道、1人は福岡から来たのだそう。わざわざ沖縄まで!
シークヮーサー本舗スタッフしもじ

おお!お若いお二人ですね!

若い方は居ても一人か二人くらいだろうなと思い込んでいたので、これもまた裏切られました!

やはり力仕事には筋肉が必要

工房スタッフ・はまもとさん

先ほどの土がこれです。四角いパンみたいな形ですよね。



土が詰まっているのでパンとは比べ物にならない重量があります!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

これでうつわを作るんですね

工房スタッフ・はまもとさん

これくらいの筋肉がないとこの作業ができないという感じです(笑)まぁ冗談ですけど、でも力作業ではありますね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

すんごい筋肉ですね! この仕事だけで作った筋肉ですか?



腕がゴリゴリです。

陶眞窯の職人さん

いやぁ~、趣味ですね。

シークヮーサー本舗スタッフなかざ

すごい!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

趣味の筋肉が生かされているんですね。かっこいいなぁー!

陶眞窯の職人さん

光栄です。

陶芸の花形!“ろくろ”

やはり、陶芸の花形と言えば、ろくろ!

ベテランの聖域、かと思えばそうでもないそうです。ただ、それでも技術が必要!

工房スタッフ・はまもとさん

この方が大ベテランなんです!なんでも作れる。言えばなんでも作ってくれます。
あそこに見える大きな酒壺とか作られる方です。
オサムさんて何年ぐらいやられてるんですか?

陶眞窯・オサムさん

38年。



No.1ベテランのオサムさんは言えばなんでも作ってくれるらしい。言えば。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

言えば作ってくれるって…(笑)
そんな近所のおじさんみたいなノリの紹介あります?

工房スタッフ・はまもとさん

親方や工場長の大作さんももちろんですけど、見習いさんも経験とか年数によって作れるものが広がっていくんですよ。
4、5年経つとすごい大きいものとかもある程度ぐらいまでは多分作れると思うんですけど、入りたての頃はちっちゃい三寸皿くらいから始めるっていう感じですね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

はぇ~~~~

工房スタッフ・はまもとさん

で、勾配があるものはろくろでしか作れないんです。
こういうろくろの物はお客さんには本当に人気なんです。軽かったり、綺麗だったり。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

あ、物として人気なんですか?

工房スタッフ・はまもとさん

見た目の綺麗さもそうですけど、土の重さも感じますし、どうしてもこういうろくろ物の方が人気があります。
でも、ある程度経験を積まないと大きいものは作れないんです。



深いどんぶりやグラスはろくろでしか作れず、経験が必要

工房スタッフ・はまもとさん

やっぱり経験を積まないと作れるようにならないんですよ。
だからもう、オサムさんは言えば作ってくれるんですよ(笑)

こうした冗談が言えるほど、工房の雰囲気は明るく、また人と人との距離が近く、温かい。それがとっても印象的でした。
なんだか、うつわから受ける印象にとても近い。

また、背後でやんやと騒いでいても、黙ってろくろを回しているオサムさんの後ろ姿にはまさに想像していた職人さんの姿が重なりました。

猫のいる風景

こんなにも暑い工房。なのに、床には猫が。



ろくろ作業の後ろで黒猫が扇風機に当たっている

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

すんごい暑いのに…、床には猫がいますね

工房スタッフ・はまもとさん

そうそう、この工房は猫がたくさんいるんですよ。敷地内に十数匹くらいはいるのかな?

工房スタッフ・はまもとさん

特にオサムさんが大の猫好きで!どこからか子猫が迷い込んでくることもあるので、動物病院さんと協力して里親募集したりもしてます。猫たちはお父さんと思ってるかもしれませんね

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

だから、近くにいるんですね。そっちは枕してますし。

工房スタッフ・はまもとさん

そうです。まぁ、作業の合間に何かくれるからだと思うんですけど(笑)



ねこたちはいつもオサムさんの周りに集まるのだそう

時おり、お向かいさんの猫も混ざってご飯を食べているそうです。
居心地が良いのかな?

お皿を作る工程“たたら”。なんか結構若い人が多くない?

ここで製作途中の黒ゴス唐草・5寸プレートを発見! 焼く前!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

あ!これがもしかして!あ!本当だ!沖縄特産って書いてますね



これが…!今回みなさまのもとに届く焼き上げ前のうつわです!絵付け作業はこれからです。

シークヮーサー本舗スタッフなかざ

えー!すごーい!これが…。
ありがとうございます!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

なんかもうこれで均一に見えるけど、それぞれちょっと違いますね。

工房スタッフ・はまもとさん

高さが違ったり、それが手作りの良さですね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

あ、これが…これが型なんですか?

陶眞窯・たたら担当(新人)

これをかぶせて叩きます。



電話の下にあるのが型。ハンバーガーのように積みあがってる丸い土を叩いてお皿に成形していく

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

あれ?あそこにあるものと同じモノ? こっちはデッカくないですか?

陶眞窯・たたら担当(新人)

焼いたらちょっとちっちゃくなるんですよ。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

へー!



手前の彼女は陶芸体験からこの陶眞窯に飛び込んだそう! その心意気、応援したい!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

はぁー!なるほど!こういう感じなんだ!

陶眞窯・たたら担当

まだ角とかが立ってるところは翌日、ちょっと乾いてから慣らして整えます。
この工程はろくろとは違うやり方で、作りの作業の1つです。翌日に「削り」と「化粧掛け」に進みます。



これが化粧掛けを行ったあとのツヤ。ピッカピカですね!

※化粧掛け:うつわの表面に艶や耐久性を与えるための釉薬(ゆうやく)を塗る工程

伝統工芸の現場には若い世代が少なく、後継者不足と言われていますが、陶眞窯には若い方の多く在籍して活気が溢れていました!

これは、工房2代目・相馬さんの想いと取り組みが反映されています。(インタビュー記事は近日公開予定)

“絵付け”。30年も装飾を施してきたベテラン職人さんに話を聞く

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

話しかけてすいません…。とても集中力いるような気がするんですけど…。

絵付け・池原さん

ぜーんぜん大丈夫です!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

何年くらいお仕事されてるんですか?

絵付け・池原さん

私はもう結構長いですね。座らせていただいて30年くらいです(笑)

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

それはすごい!立派な職人さんでしたか!失礼いたしました!

絵付け・池原さん

前は彫りや魚の柄がメインだったんですけど、今の時代は魚よりこういった模様が好まれるようですね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

時代で柄が変わってくるんですか?

絵付け・池原さん

そうですね。2、30年前は魚の彫りが多かったんですけど、最近は絵付けのほうが主流で、彫りは少なくなってきていますね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

例えば100均のうつわと比べて、思うところってありますか?

絵付け・池原さん

私たちはもう全然違います。値段は上がりますが、それだけ手作業がかかっています。土も沖縄県産を使って、人も工程も多い。
良い値段にはなりますけど、良い物なんですよね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

手作業のものを選ぶ人、増えてる気がします。池原さんはどう見ていますか?

絵付け・池原さん

たとえばですけど、ご飯屋さんに行ってもね、やっぱりうつわを見ちゃいますよね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

へぇ!そうですか!

絵付け・池原さん

仕事柄、同じ中身でも、うつわは気になりますよね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

最近「このうつわ良かったな」というのはありましたか?

絵付け・池原さん

ありますよ。やっぱり“重みのある物”があって、良いご飯屋さんは良いうつわを使ってますよね~!

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

なるほど、職人さんの視点ですね。いい話です。



ほとんど同じに見える…あれ? 手しごとの“ゆらぎ”はどこに?

職人は焼入れ用のうつわを転んでブチまけないの?

下地が、実はとっても気になっていたことを質問してみました。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

(板にたくさんの焼き前のうつわを運ぶ人を見て)
YouTubeの映像でも以前に見たことがあるんですけど、うつわを運ぶ途中で転ぶ人いますか?
盛大にぶちまけちゃうとか。


肩に焼入れ前のうつわを担ぐ人のイメージ画像
※イメージしていただくためにAIで作成した画像です。
うつわを並べた板を肩に担いで窯まで持っていくのです。これ、怖くない?

工房スタッフ・はまもとさん

いやー、あんまりいないんです。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

いないんですか?

工房スタッフ・はまもとさん

けっこう皆さん大丈夫ですよ。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

そうなんですか?

工房スタッフ・はまもとさん

乾いていないので滑り落ちることもないからですかね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

それでも、足を滑らせてぶちまけたりするってのは? 年に何回かとか?

工房スタッフ・はまもとさん

ないですねぇ。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

ないんですか?!

工房スタッフ・はまもとさん

見たことがないですね。10年で1回か2回くらいかなぁ。

不思議! 緊張感がそうさせるんですかねぇ…。自分なら月に3回はぶちまけるのに。

みなさんはいかがでしょうか?

いよいよ“焼き入れ”!1200℃を覗き込む



写真だと涼しそうに見えるが、1200℃の窯ふたつ。ぶっ倒れそうである。

工房スタッフ・はまもとさん

今、3台の窯に火が付いています。
素焼きの窯と言って、ろくろで成形したのち化粧をかける前に乾燥させて一回焼きます。
焼いて出てくると絵付け職人が絵付けをして、最後に透明のツヤっとした釉薬をかけるんです。
ろくろ物は窯に2回入ります。

シークヮーサー本舗スタッフなかざ

へぇ~!

工房スタッフ・はまもとさん

ただ、プレートに関しては素焼きをしないので1回だけです。素焼きの窯は最高で約800℃。
だから工房全体がめっちゃ暑いんですよ。窯の近くはホットヨガができるくらいで。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

うぇ~~~! これは確かにホットヨガ屋さんの商売もできますね…(汗)

工房スタッフ・はまもとさん

昨日窯から出てきたので、すぐ詰めて夕方にはまた火を入れます。
徐々に温度を上げて最高は約1230℃。急激に上げ下げすると中で割れるので、温度管理が大切なんです。



温度確認用のノートはアナログ。人間が逐一チェックします。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

中は真っっっ赤ですね!

工房スタッフ・はまもとさん

めっちゃ熱いんです! 3台焼くと命に危険を感じるくらいですよ。
1230℃は夕方くらいで、一度止めて水曜にかけてずっと下げ、木曜の朝に出す流れですね。
あ、たぶん今からチェックしますよ。


窯の温度を確認する様子

陶眞窯・焼きチェックの職人さん

温度が上がってくると赤く光ってくるんですよ。



火が飛んできそうで腰が引けるしもじ

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

(中を見せてもらい)
はぁ! はいはい! すんごい熱気ですね。

陶眞窯・焼きチェックの職人さん

4箇所の穴から見えるんです。
その明るさをだいたい合わせて焼かないと、場所で焼け方が変わるので、できるだけ明るさを合わせて火を入れます。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

この火を見るって、センスが必要なんですか?

陶眞窯・焼きチェックの職人さん

順番通りやっていればできるようになります。要は、この色の違いが見えるかどうかで。
温度で赤く光るのと白く光るのがあって、その違いを見ています。

火に目を通したしもじは、「まず火を怖がらないところからじゃないと始まらないな…」と感じました。あと、とんでもなく暑い!ムリ!

ついに売り物になる手前!「失敗だ!」バリーン!!はどこ…?

工房スタッフ・はまもとさん

ここが検品室になるんですよ。

シークヮーサー本舗スタッフ一同

へぇ~!



ここでは検品とともにお客様への発送作業を行っている。

工房スタッフ・はまもとさん

窯から出てきても、すぐ商品になるわけではないんです。触るとザラつくところがあるので、まずヤスリでツルツルに仕上げます。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

あ、作業? まだこれは検品ではない?

工房スタッフ・はまもとさん

そう。ガラスのテーブルだと傷になるので、できるだけ綺麗に取ってから検品に回します。

シークヮーサー本舗スタッフなかざ

へぇ~。

工房スタッフ・はまもとさん

ある程度のガタつきは直せますが、直せないものもありますね。



裏側のガタつきをヤスリで削って整える。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

じゃあ、アウトレット品みたいなのもあるんですか?

工房スタッフ・はまもとさん

あります。そういったものは陶器市で販売することも。どうしてもダメなものは破棄します。いわば“陶器の墓場”みたいな場所があって(笑)

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

昔の陶芸家の「失敗だ! バリーン!」みたいなイメージが浮かびます(笑)。

工房スタッフ・はまもとさん

でも、その欠片を拾ってディスプレイに使ったりもできますよ。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

あー!はいはい。地面に埋め込まれているのを見たことありますね!


埋め込まれたやちむん(工房の敷地装飾)
埋め込まれたやちむん。猫は関係ありません

そんなわけで「バリーン!!」な陶芸家さんはいませんでした。

それどころか、工房は一つ一つの専門職人が技を極める分業体制で、和やかな雰囲気の中で作業が進んでいました。

想像との良い意味でのギャップが大きかったです。

2年後の夏まで注文が埋まっている

工房スタッフ・はまもとさん

これが来年の3月分くらいまでの注文で…。さらに2027年の夏くらいまでのご依頼も受けています。ほかにも、もう1セット分くらい注文書が溜まっている状態ですね。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

えぇえ!? そうなんですか…!発注はホテルさんなど大口が多いんですか?

工房スタッフ・はまもとさん

個人のお店も結構多いですね。完成が2年後になってしまうので、少し多めにご注文いただくことが多いです。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

はぁ~!



ホワイトボード周辺は注文書でびっしり。束もまだある。

工房スタッフ・はまもとさん

ホテルさんにも使っていただいていて、それを見た個人のお客さまが買ってくださることも多いです。本当におかげさまです。

シークヮーサー本舗スタッフなかざ

自然な口コミですね。

工房スタッフ・はまもとさん

それから、沖縄の方は普段使いで選ばれることが多いですね。県民の食器棚にはだいたい入っていると思います。
県内価格は他府県ほど高くないですし。

シークヮーサー本舗スタッフしもじ

確かに、陶器市で買うイメージですね。祖父母も陶器市が好きでした。

工房スタッフ・はまもとさん

割れたら、また新しいものを、みたいな感じで。

結論!良い方向にイメージとギャップがありました!

陶芸は厳しい職人の世界というイメージでしたが、実際の現場は少し違いました。

『理不尽なルールや伝統で力を発揮しにくいのでは…』という先入観は、ここでは当てはまりませんでした。

伝統工芸の世界では若い職人の不足が課題ですが、陶眞窯では若い人が目立ちます。
大学卒業後に会社員を経て、まったくのゼロから飛び込む人も少なくないそうです。


絵付けに向き合う若い職人
絵付けに向き合う若い職人。工房には若手の姿が多い。

陶眞窯の理念「伝統と革新」は、額の中の言葉ではなく日々の実践として息づいています。

次は、なぜ若い人が集まり、受注が絶えないのか――二代目・相馬さんに伺います。

「子弟」から「雇用」への転換、法人化、そしてインターネットが開いた新しい販路。想像以上に現実的で、試行錯誤に満ちた変革の数々。

「職人」や「伝統」という言葉だけでは語り尽くせない、具体的な取り組みの話が続きます。

きっと陶眞窯のうつわを手に取るとき、彩りだけではない、人の気配を感じられるはず。

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