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2026.09.14
沖縄の昔ばなし【蛇婿入り(へびむこいり)】

はいさい!
沖縄シークヮーサー本舗です。
沖縄には、昔から人々の暮らしの中で語り継がれてきた、
さまざまな昔話や言い伝えがあります。
今回はその中から、「蛇婿入りのおはなし」をご紹介します。
どうぞ、ゆっくりお楽しみください。
むかし、ある家の娘のもとへ、毎晩ひとりの美男子が忍んできていました。
そのことを知った娘の母親は、
不思議に思って娘に尋ねました。
「おまえのところに忍び込んでくる男は、
本当の人間と思うか。」
娘は母親に、
「彼は美男子で、赤い手拭いを被ってきます」と話しました。
それを聞いた母親は、
その男は本当の人間ではないと言いました。
そして、今度男が訪ねてきたとき、
長い糸を通した針を男の着物の袖に刺すよう、
娘に言い聞かせました。
その晩、美男子はいつものように娘のもとへやってきました。
娘は母親に言われた通り、
糸を通した針をそっと男の着物に刺しました。
翌朝。
娘と母親は、残された糸をたどっていきました。
糸は、二人が住んでいる屋敷の石垣へと続いていました。
そしてその先を見ると、
針は石垣に住み着いていた
アカマターの尾に刺さっていました。
沖縄に生息するヘビの一種です。
毎晩娘のもとへやってきていた美男子の正体は、
アカマターだったのです。
そのとき娘は妊娠していました。
娘と母親はどうすればよいのか分からず、
村の物知りに相談することにしました。
「三月三日に海へ行って、
潮水を三回蹴りなさい。」
三月三日になり、
二人は言われた通り海へ行きました。
娘が潮水を三回蹴ると、
突然、陣痛が起こりました。
そして娘は、
七匹のアカマターを産んだと伝えられています。
三月三日、浜へ降りる風習
このお話から、毎年三月三日になると、
女性たちは浜へ降りて潮水に足を浸し、
穢れを落とすようになったと伝えられています。
沖縄で昔から語り継がれてきた物語。
お話を通して、沖縄の文化や暮らしを
少しでも身近に感じていただけましたら幸いです。
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