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黒糖こそ至高!味、栄養、産地!違いが分かる『黒糖 宮古島多良間産』から誘う沖縄黒糖の世界【2023年5月11日更新】

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「砂糖は茶色いものの方が体に良い!」

という話を聞いたことのある方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

早速ですが、
こちらをご覧ください。

黒糖と白糖だと含まれている栄養には
差があるんですよ。

今回、沖縄シークワーサー本舗は
沖縄の伝統的な甘味
『黒糖 宮古島多良間産』
をイチオシ商品としてご紹介しながら、
あなたの知らない黒糖の広く深い世界へご案内!

黒糖作りの専門家として
製品を製造している
宮古製糖 多良間工場の下地さんに
いろいろ教えていただきました!

これを知れば、明日から黒糖の味わいが変わること
間違いなし!


※多良間島にある製糖工場

1.なぜ黒糖がオススメなのか?

冒頭で紹介した
黒糖と白糖の栄養には差がある
という事実。

これってなんの差なのでしょうか?

宮古製糖の下地さんからのお話では

黒糖はさとうきびの搾り汁から
泥や搾りカスなどを取り除いて煮詰め、
かき混ぜながら冷やして固めています。
なので、素材の味も栄養もそのまま残っているんですよ。

白砂糖は煮詰める工程までは黒糖と一緒です。
その後の工程でさとうきびの搾り汁を濃縮・精製して
糖蜜を取り除き、さらに精製して出来たのが白砂糖(グラニュー糖)で
ミネラル分やビタミンをほとんど含みません。

違うモノと思われている白砂糖も三温糖も、実は成分がほとんど変わりません。
精製の過程が少し違うだけなんです。

とのことでした。

ザックリ説明しますと、
製造過程でミネラル・ビタミン等を含む糖蜜を取り除いていったものが白砂糖なのです。

スーパーに並んでいる茶色い色をした三温糖。
実は茶色い色をしていますが、
白砂糖を繰り返し加熱して、カラメル化したことで付いた色なので
栄養成分として、実は白砂糖と大きく変わりません。

精製していく過程で取り除かれてしまう栄養は
カルシウムが、なんとコップ1杯分の牛乳より少し多いくらい!
カリウムが、小松菜やブロッコリーの2倍以上!

また、
黒砂糖は白砂糖よりも血糖値の上昇が緩やか
という特徴もあります。

もちろん白砂糖や三温糖も
それぞれの風味や料理やお菓子作りでの使いやすさなど、
大きなメリットがあります。

ただ、栄養成分で見た場合、
こうした違いがあるのです!

2.黒糖って産地で味が違うって本当?

黒糖といえば、やっぱり
沖縄!
というイメージが強いかと思います。

ただ、
黒糖を製造して県外に出荷しているのは
沖縄の8つの離島のみだということをご存知でしたか?

今回ご紹介している多良間島は
地図上で真ん中にあります。

沖縄本島などでさとうきび畑を見た方も多いはずですが、
全て上白糖などの原料として育てられています。

さらに、
宮古製糖 下地さんのお話では

八島、それぞれの黒糖では味が違います。
それぞれの島の土の成分や気候とかで甘みや苦味、塩味が
違うんですよ。

実際に島別で食べ比べてみると、、、
分かりやすいくらいに違う!

今回、
オススメしたい『黒糖 宮古島多良間産』の特徴として、
潮風の影響を受けにくい環境でさとうきびが作られているからか、
強い甘みが特長です。

味わいとしては
深い甘みと苦すぎない適度な苦味、ビターさ。
一口噛んだら、口の中でホロホロと溶けていく
気持ちよさを感じられます。

八島の黒糖の中でバランスが取れており、
ぜひ沖縄の黒糖を楽しむ際の
入り口にして頂きやすいかと思います!

3.街で見かける黒糖入りの商品って、国内産じゃなかったの?!

街で黒糖が使われたお菓子などを見かけることが
最近は増えたのではないでしょうか?

黒糖といえば沖縄!

てっきり沖縄で作られた黒糖かとおもいきや、
え?違うの?

宮古製糖 下地さんのお話では

黒糖が使われている商品は、
実は輸入された黒糖が入っている場合があるんです。
たとえば、タイや中国など。
輸入の黒糖は安いですからね。
ただ、純黒糖で無いものもあるんです。

純黒糖というのは、
さとうきびの搾り汁”だけ”を使ったもの。
輸入されてくる黒糖は
白砂糖や水飴など甘味料を混ぜている加工糖のようなもの。

なぜ加工糖にするかの理由もありまして
砂糖を固めるにはショ糖という成分が
南になるほど少ないんですね。

ショ糖というのは寒くなると増える成分で
南の暖かい地域だとそれが増えにくいので
固めるために白砂糖などをショ糖代わりに混ぜることが多いんです。

なので、沖縄の方が純黒糖としての品質は高いんですよ。

沖縄県産の黒糖は
さとうきびから搾った汁そのままの純黒糖です。
純黒糖には特別なマークが付いています。

こちらがそのマークです。


※商品の右下にマークが付いています!

なるほど、、、
そんなことが…。

黒糖の方が白糖よりも栄養素が豊富と分かっていても、
こうした事情まで分からないと
選ぶのも難しいですね…。

背景事情まで分かると
このマークの意味がよく分かって
確かに便利ですね!

4.さとうきびは毎日味が違うって…どういうことなんですか?

さらに、
多良間工場の下地さんにこんなことも話して頂けました。

実は収穫されてくるさとうきびは
毎日、味が違うんですよ。

今日は乾燥してるから糖度が高いとか、
今日は水分が多いとか。

日によってバラバラになる味を
様々な数値を毎日確認しながら
味の調整を行っているんです。

毎日味が違うとは驚きです…。
確かに買ったものが毎回違う味だったら、
次に買うとき、不安になりますね…。

他にも、
異物混入対策などの衛生面に関しても、

日々、記録を残して、
万が一、製品に何かが起こった場合にも
記録からさかのぼって、
改善が出来るようにしています。

こういう品質管理の面も
徹底して行っていますよ。

よくキャッチコピーとして見かける
“伝統の味を守る”
という言葉の裏ではこんな努力が
あったなんて…。

製造を担う現場の方から
“変わらないものを守るために工夫を続ける”
という凄みを感じました…!

5.コロナ禍。在庫があってもさとうきびに成長するなとは言えない…

2022年2月頃、沖縄黒糖の在庫が
過去最大になったというニュースが流れました。

大きな理由として2つ。

1つ目は
新型コロナウイルスの流行で観光客が激減。

2つ目は
最近は大きな台風もなく、気象条件に恵まれ、さとうきびが増産し、黒糖も増産が続いたこと。

豊作なのに売れないのは、
とても悲しいです…。。。

さて、
2022年9月現在、
今の在庫状況はいかがでしょうか?

観光客が少し戻ってきたのですが、
現在も在庫は残っています。
まだ新しく生産した黒糖ではなく、
在庫分で対応しているという状況です。

今年は台風も当たりまして
若干収穫量は落ちるものの、
予定していた収穫量は達成できる見込みです。

ただ、それがまた
在庫過多に繋がることもありえます…。

それでも、
さとうきびに成長するなとお願いできないですし、
農家さんに
さとうきびの生産を減らしてくれとも言えない。
みんな、生活がありますので。

コロナ禍のさなか、本当に気苦労が伺えました…。。。

6.【2023年5月11日再取材】ついに沖縄にも観光客の賑わいが戻った!今の状況はどうですか?

コロナ禍の最中にお話を伺ったその後、2023年5月に再度、多良間産黒糖の状況を伺いました!

2023年3月13日よりマスク着用が個人の判断が基本となり、
ついにコロナ禍収束ムードが漂い始めて、
ゴールデンウィーク期間中、沖縄では久しぶりに観光客でごった返す光景が見られました!

下地さん、今の在庫状況はいかがですか!?

「観光客もコロナ禍前に戻りつつあり、おかげさまで在庫も解消されております。

ただ、在庫解消の理由はそれだけでなく、2022年多良間島へ立て続けにきた台風の影響でさとうきびへの被害が大きく、収穫量が予測していたほど採れなかったんです。」

え!?今度は在庫が足りなくなるんですか!?

「業務用で使う分については足りなくなることは無いのですが、
一般の皆さまへ販売している『黒糖 宮古島多良間産』に関しては足りなくなるかと思います…。」

在庫過剰から今度は足りなくなるとは…。
このタイミングは嬉しい悲鳴というよりも…。

「やはり自然のモノですので、こればっかりは非常に難しいところです。」

農業の抱える宿命ですね…。

7.『黒糖 宮古島多良間産』を入り口にあなたの知らない黒糖の世界へ

少しでも読んで頂けた方は
黒糖に関して知らなかった知識もあったのでは
ないでしょうか?

筆者自身が正にそうでしたので…。


※緑茶に合うお菓子としてこれ以上は無いんじゃないか

たった一粒の黒糖にも
味の違いや様々な背景があり、
品質を守るための努力が重ねられていることに
想像もしていませんでした。

また、コロナ後に伺ったお話からも自然を相手にする農産物の難しさ。
観光客が戻ってきたから「もう大丈夫だろう」と安易に考えていたのを反省です。

今、書きながら
緑茶と
『黒糖 宮古島多良間産』を
口の中で溶かしています。

きっと読んだ方も
口の中で味わいが広がると同時に、
味の意味やその背景が浮かんできて
いつもと違う趣きを感じられますよ。

沖縄の黒糖、負けるな!
という気持ちで
あなたもいかがでしょうか?


今回、記事をチェック頂いた
宮古製糖 多良間工場 下地さま
沖縄県黒砂糖協同組合さま
本当にありがとうございました!

出典
『たいせつな栄養素カルシウム』農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics1_05.html

『食品成分データベース』農林水産省
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl?_ga=2.246902401.402436944.1664265700-1488006323.1664178060

『黒糖八つの島の八つの黒糖』沖縄県黒砂糖協同組合
https://www.okinawa-kurozatou.or.jp/story/p1

『沖縄の黒糖、在庫が過去最多でピンチ コロナ禍の販売不振に豊作続き 製糖工場は赤字に』沖縄タイムス
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/774559

『GW序盤 ビッグデータを分析 人はどこに?都道府県別の傾向は』NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230502/k10014055821000.html

『マスクの着用について』厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html

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