3月4日は三線（さんしん）片手に弾きならす？ 沖縄ならではの文化をご紹介

はいさい！沖縄シークヮーサー本舗の
佐久川（サクガワ）です！

突然ですが、皆さまにとって何か
【特別な日】
ってありますか？

“YES（イエス）”

ほとんどの方が、そう答えるはずです！
むしろ
“そんな日なんてない(‘Д’)ﾅｲﾅｲ”
なんて方はいないのではと思っています(笑)

ところで「特別な日」と聞くと
どのような日をイメージしますか？
誕生日や夫婦・恋人としての特別な日、
国が祝日として定めた日、その日に
ちなんだ記念日などさまざまですよね。

今回は、沖縄で独自に制定された
特別な日と、そこにつながる文化の
ルーツなどをご紹介していきます。

■ 沖縄の3月4日は【三線の日】？

「3月4日ってなんの日？」と調べると

などなど色々と出てきますよね。

その中に三線(さんしん)の日というものが!?
沖縄県外の方には、なかなか馴染みが
ない日ですよね。

“三線の日”とは、沖縄の文化に
欠かすことのできない弦楽器である
三線の伝統と技術を受け継いで
いきましょうと思いを込めて制定された
特別な日なんです。

語呂合わせから、3月4日を
「さん(3)しん(4)の日」として、
正式には
「ゆかる日まさる日さんしんの日」
といいます。

【なんか縁起物としか思えないです(‘Д’)】

当日は、県内各地で三線の演奏や琉球舞踊
など舞台イベントが開かれ、県内外の
愛好家や遠くは海外から参加する方もいる
ほどなんですよ!!

大勢で奏でられる三線の音色が心地よく
テレビ・ラジオからも流れてきて
癒されます(^^♪

■ 三線文化のルーツ

さて、特別な日があるほど沖縄の人に
なじみの深い三線が、どのような
きっかけで沖縄に伝わったのか。
そのルーツについて簡単にご紹介！

三線は中国の三絃(さんげん)という楽器を
モデルとして、14世紀ごろに中国から
伝えられ、その構造も時代とともに
変化していき現在の形になりました。

読み方も「さんげん」がなまって
「さんしぇん」に！
さらになまって
“さんしん”と呼ばれるようになったと
言われています。

また沖縄は激しい戦争でたくさんのモノを
失いましたが、戦後なにもないところから
空き缶や木材を拾って三線をつくり
文化を守りつないできたんです。

琉球王国の時代から、今日まで
沖縄の先人たちが守りぬいてきた
“三線文化”
その奥の深さには驚かされます。

【マメ知識】
空き缶を使用してつくった三線を
「カンカラ三線」といい、かん高い音色で
また味わいがあります！
よくお土産として売られています！

(カンカラ三線)

■ 三線の魅力をかいつまんで紹介
じつは、筆者（サクガワ）も趣味で
三線を弾いています。
まだまだ下手なんですが、
BIGIN（ビギン）の代表曲のひとつ
「三線の花」が十八番です♪

耳で聞きながら、楽譜を見ながら
練習をするんですが、その楽譜が独特で
「工工四（くんくんしー）」とよばれ
見た感じは何かしらの呪文のように
思う方もいるかもしれません(笑)

＜工工四（くんくんしー）＞

なんの楽器でもそうかもしれませんが、
有名な曲を奏でられるって快感ですよね♪
もとから癒される音色に快感がプラスして
ちょ～気持ちいぃ気持ちいいです(笑)

みなさまも機会がございましたら、
触れ合うことをオススメします♪

■ 三味線（しゃみせん）との違いは？

最後につぶやき程度にご紹介。

三線と同じく3本弦（げん）の伝統楽器
『三味線』と形や弾き方までよく似ていて
違いがわからないなんてありませんか？
この二つは似ているようで似ていない、
厳密に同じ楽器ではありません。

一番わかりやすい違いは、
“大きさ”です。
三線はおよそ80cm前後に対して、
三味線はおよそ90～100cmの大きさ。
三線は三味線より少し小さい楽器です(^^)

そのほかにも、材質や構造に違いがあり
同じような楽器に見えますが、
意外と違う点がたくさんあるんですよ！

どちらも素敵な音色ですが、
ダイナミックで迫力のある三味線、
なぜか懐かしさを感じる癒しの三線、
私はそんな印象を持っています(^^♪

今回の読み物で少しでも沖縄の文化に
興味を持ってもらえたら嬉しいです♪

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