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2026.09.14
沖縄の昔ばなし【船のおはなし】

はいさい!
沖縄シークヮーサー本舗です。
沖縄には、昔から人々の暮らしの中で語り継がれてきた、
さまざまな昔話や言い伝えがあります。
今回はその中から、「船のお話」をご紹介します。
どうぞ、ゆっくりお楽しみください。
ある日、龍が地上でお昼寝をしていました。
すると、龍の耳の中に
ムカデが入り込んでしまいました。
龍は、耳が痛くてたまりません。
ムカデも慌てて耳から出ようとしますが、
道を間違えてしまい、
しまいには耳の中をあちこち噛みついてしまいました。
困った龍は、人間の姿に化けて、
お医者さんのもとを訪ねました。
ところが、お医者さんは
すぐに龍の正体を見破りました。
「正直に話しなさい。」
そう言われた龍は元の姿に戻り、
耳の中にムカデが入ってしまったことを話しました。
事情を聞いたお医者さんは、
一羽のニワトリを連れてきました。
そして、そのニワトリを
龍の耳の中へ入れました。
しばらくすると、
ニワトリはムカデをくわえて
耳の中から出てきました。
ようやく耳の痛みが取れた龍は、
お医者さんにお礼を言いました。
そして龍は、天へ帰っていきました。
それからというもの、
龍はムカデを怖がり、
自分を助けてくれたニワトリを崇めるようになったといいます。
船に描かれる龍・ムカデ・ニワトリ
このお話から、進貢船(しんこうせん)や爬龍船(はりゅうせん)の前の方には、
海の神様である龍をかたどり、
三角旗には龍が恐れるムカデとニワトリが
描かれていると言われています。
進貢船:琉球王国時代に、中国への進貢や交易に使われた船です。
爬龍船:沖縄の伝統行事「ハーリー」の競漕に使われる船です。
沖縄で昔から語り継がれてきた物語。
お話を通して、沖縄の文化や暮らしを
少しでも身近に感じていただけましたら幸いです。
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