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2026.09.14
沖縄の昔ばなし【屋良(ヤラ)ムルチ】

はいさい!
沖縄シークヮーサー本舗です。
沖縄には、昔から人々の暮らしの中で語り継がれてきた、
さまざまな昔話や言い伝えがあります。
今回はその中から、「屋良ムルチのおはなし」をご紹介します。
どうぞ、ゆっくりお楽しみください。
むかし、比謝川の上流に「屋良ムルチ」と呼ばれる場所がありました。
そこには大蛇が棲んでおり、
近くの村人たちに害を与えていました。
ある年、日照りが続き、村は困り果てていました。
そこで村は、大蛇のもとへ生贄を出すことを決め、
村人たちに知らせるため看板を立てました。
「大蛇のもとに生贄を出す。
生贄になった者の家には褒美を与える。」
すると、貧しい家で暮らしていた一人の娘が、
親孝行のために自ら生贄になることを申し出ました。
そして、生贄になる日がやってきました。
娘は、大蛇が棲んでいる屋良ムルチへ向かいました。
覚悟を決めた娘は目をつむり、
その時が来るのをじっと待っていました。
すると突然、大きな風が吹き、
大蛇が姿を現しました。
激しい風に吹かれながらも、
娘はその場でじっとしていました。
すると急に風が止み、
あたりは静かになりました。
それから、大蛇が姿を現すことはなくなりました。
娘はたくさんの褒美をもらい、
村人たちも平和に暮らせるようになりました。
村人たちは、
「親孝行者だから、神様が守ってくれたんだ」と言い、
その娘を崇めたそうです。
屋良ムルチと雨乞い
今でも日照りが続くと、屋良ムルチで
御願(ウガン)をあげ、雨乞いをするようになったと伝えられています。
沖縄で昔から語り継がれてきた物語。
お話を通して、沖縄の文化や暮らしを
少しでも身近に感じていただけましたら幸いです。
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